Unihertz TitanPocketレビュー【色々惜しいQWERTYキースマホ】

Unihertz TitanPocketレビュー【色々惜しいQWERTYキースマホ】

やはり物理キーボードLoveなたきれんです。

物理キー搭載スマホといえば今でもBlackBerryの名が真っ先に出てきそうですが、いまだにBlackBerryスマホの新作が出てこないことにいい加減痺れを切らし始めてる人も多くいるのではないでしょうか。

そんな中、2018年にTitanというタフネス&物理QWERTYキーを搭載したスマホを出したUnihertzより、Titanの小型版としてTitanPocketがKickStarterにてクラウドファンディングが行われました。

Titanはデカすぎる&重すぎるというレビューをかなり見かけた記憶があるので、それの小型版となると引き出しの中のBlackBerry Bold9900を置き換える存在になるかもしれないと期待せざるを得なかったので、私もEarly Birdで出資を行いました。

そして届いたのが9月頭、実に3ヶ月以上使ってみたので長期レビューをお届けします。

開封の儀

香港からEMSで荷物が到着、流石にそこそこの大手(?)なので箱は無事かと思いきや、普通に右上がしっかりと潰れておりました。

TitanPocketの「Pocket」のロゴが大変可愛いです。

Uniherz印の封印シールを解いて箱を開けると、まずは説明書やらSIMピン、フィルムなどが入った紙とご対面。

それをどけると本体とご対面。その下には充電器とケーブルが入っています。

本体には元からフィルムが貼られているので、付属のフィルムは交換用でしょう。

本体を見た第一印象は「意外とデカい&ゴツい&厚い」でした。

寸法を見た時に若干嫌な予感はしたのですが、実物を手に取ると余計に重く感じます。

背面はTitanをそのまま小さくしたような感じになっています。

上下の縁はラバーになっているので、タフネスモデルとしての位置付けがやはり強いのでしょう。

外観

本体ディスプレイ面は指紋センサー、そしてQWERTYキーボードが存在感を放っています。

右側面は上から赤色の機能キー、電源キー。

左側面には音量の上下、そしてSIMスロットがあります。

上側面には赤外線ポートとイヤホンジャック、下側面にはUSB-Cポートが搭載されています。

背面には12MPのカメラとフラッシュが搭載されてます。

Titanと違ってFelicaは搭載されず、普通のNFCが搭載されてます。

あと本体で目立つのが多数のネジでしょうか。

TORQUEもそうですが、タフネススマホといえばやはりネジですよね。接着剤なんぞ、軟弱軟弱ゥッ!!!!

キーボードについては一番上の段にSHIFT、Sys(?)、戻るキー、指紋センサー(ホームキー兼用、なおボタンではなくただのタッチセンサー)、タスク切り替えキー、Fnキー、Altキーが搭載されていて、下の3段には英字キーとEnter、Deleteがあります。

数字キーは左側のキーをAltを押しながら入力する形式になっています。

スペック

SoC

Helio P60を搭載、今ではミドルレンジよりちょっと下って感じでしょうか。

RAM

6GBを搭載しています。この端末じゃ重たい作業などはしないはずなので6GBで十分でしょうね。というかそれでも多いぐらいかも。

ストレージ

128GBを搭載してます。128GBもどう使うねんと思っちゃいますが、登山などでカメラをたくさん使う人もこれで安心って感じですかね。

ディスプレイ

3.1インチ、716×720ピクセルとなっています。ほぼ正方形ディスプレイですね。

ただ、上下ベゼルは結構太めです。

もちろんタッチパネルですよ。

カメラ

インカメラが800万画素、メインカメラは1600万画素となっています。

ちなみにカメラアプリでは標準では1:1のアスペクト比になってます。

その他

バッテリーは4000mAh、SIMスロットはデュアルで、片方がmicroSDとの排他使用になっています。

キーボードはバックライト搭載です。

そして重量は216g…このサイズにしてはびっくりな重さですね。

また、Androidのバージョンは11と、キワモノなスマホの割にはかなり新しめのバージョンを搭載しています。

価格

KickStarterにてEarlyBird価格で購入したので、179ドル(2万円ちょっとぐらい)でした。

ベンチマーク

ベンチマークは普段通り3DMark、PCMark、GeekBench5の3つで計測しました。

3DMark

Android11搭載機なのでSlingShot、WildLife共に計測しました。

SlingShotで1915、Extremeで1423という結果に。

また、WildLifeでは725、Extremeで210という結果に。

特にWildLife Extremeでは処理落ちが激しかったのか、途中で ベンチマークがストップしてた感じでした。

PCMark

PCmarkではWork3.0にて6870という結果に。

GeekBench5

GeekBench5ではシングルコアで309、マルチコアで1420という結果に。

カメラ作例

先にカメラでの作例も紹介しておきます。

Titan Pocketはディスプレイのアスペクト比がほぼ1:1なこともあり、写真も標準の設定では1:1の比率になっています。インスタ向けですね(?)

日中に撮る分にはそこまで変な写真にはならないのですが、明るくない場所だとなかなかに厳しいですね。

特に夜に撮る分には、手ぶれだったりで解像感が全然なくなって、使えたもんじゃないっていうのが本音です。

カメラアプリは少々少機能ですが、このスマホのポジションを考えると不思議ではありませんね(タフネス&物理キーというギーク端末なので)

ahamo運用は出来る?

ahamoでの利用は通話&データ通信共に可能でした。しっかりと4Gを掴んでいます。

5GはHelio P60から分かる通り対応していないので当然掴みません。

スマートアシスト設定について

(縦画面設定やキーボードスワイプ設定などについて)

この端末を使いこなす上で忘れてはならない機能があります。それがスマートアシスト設定なるものです。

この端末にはその形状が故、横画面には全く向いていなかったりします。

Minecraftも通常だと強制横画面です。

スマートアシスト設定では、アプリによって全画面指定時に「縦」で表示させるか、「横」で表示させるかを設定することが可能になります。

これを使えば、ゲームの際も全画面に指定した際に、端末を横に向ける必要がなく、縦画面のまま全画面表示ができるようになります。

他にも、キーボードにタッチセンサーがついているので、そこをスワイプすることでページのスクロールが出来るようになる設定項目もあります。

BlackBerry key2を店頭で触った時に地味に感動した機能が、2万で入手した端末でも使えるだなんて…

良かったポイント

キーボードでページのスクロールが出来る

上でも書きましたが、TitanもTitan Pocketでも、キーボードをスワイプしてやることでページのスクロールが可能になります。

この機能は画面が小さなTitan Pocketでは大変役立つ機能です。画面が小さ過ぎてスワイプしにくいんですよね。

同じくQWERTYキーボード搭載機なBlackBerry Bold9900なんかも画面が小さくてスワイプしにくいですが、あちらは光学トラックセンサーを搭載しているので、そこでポインターの移動からページのスクロールまで出来ちゃいます。

ただ、あのセンサーってGPD Pocket2の開発インタビューで書かれていましたが、今は生産数めちゃくちゃ少ないらしくて、入手難易度高いみたいです。

話を戻して、Titan Pocketは画面の小ささに加えて、ベゼルもかなり太いですし、重さも結構ずっしりしているので、端末をホールドしつつ、指をキーボードから離したくはないんですよね。バランスが崩れるというか。

そういったこともあって、キーボードのスワイプでページスクロールが可能なのは便利ですね。

ただ、タップなどは流石に画面のタッチが必要ではありますがね…

ブラウジング等には不自由しないスペック

Helio P60 & RAM6GBを搭載しているということもあり、ブラウジングやTwitterといった用途には不自由しないスペックになっています。

ブラウジングに関しては、性能よりも画面の小ささが不自由しますが()

また、Officeアプリとかを入れておくのも、キーボードを有効活用していく上では便利ですね。OneNoteとかWordとかですぐにメモを取れるので。

そういった用途には十分なスペックになっています。

縦画面に最適化した設定が可能

これも上に書いていますが、縦画面に最適化した設定が出来るのも嬉しいです。

Youtube以外にも、ゲームも縦画面設定することで、比較的持ちやすい状態でプレイすることが可能になります。

CoDだってこの通り、縦画面の方が遊びやすいです。

マイクラも縦画面の方が遊びやすいですね。キーボード操作は不可能に近いですが。(コマンド入力の方で反応してしまうので)

ギークなガジェットを使っている満足感

見た目がタフネススマホ、分厚く重く、しかもQWERTYキーボードがついているなんて、あまりにキワモノなスマホです。

そのうち一般販売されるはずですが、そもそもQWERTYキーボード搭載端末自体がキワモノの部類なので、そこに謎にタフネス要素が加えられているTitanシリーズは持っているだけでなんとも言えない満足感を感じれます。

心拍数計測なんてスマホで出来ても、いつ使うんだって話ですよね。

でもそういうところがギークで良い!!

残念だったポイント

お世辞にも良いとは言いがたいキーの打ち心地

QWERTYキーボードが付いていることが特徴なこの端末ですが、押し心地はお世辞にもいいとは言い難いです。

キーがプチプチな感じの押し心地なんですよね。ポチポチって感じじゃないです。

その点はBlackberryは打ち心地もしっかり考えられているんだなぁと思わされるポイントです。

値段が全然違うので比べるのも野暮ですが、キーボードはあるだけでダメで、実用的な押し心地が欲しかったところです。

分厚い&結構ずっしりしていて持ちにくい

Titan Pocketのサイズや厚さが公表された際にもかなり不安視されていたことですが、びっくりするほど分厚く、なおかつ重いのでホールド感はさほど良くないです。

そもそも画面のサイズ感的にBlackBerryでいうとQ10ぐらいのサイズ感かと思いきや、実際はベゼルが太いのでClassicぐらいのサイズになっちゃってますし、そのくせ分厚いのでTitanと比べてもさらに野暮ったさが出てきます。

小さすぎる画面

最後の残念ポイントは画面の小ささです。

小さくても本体が小さいなら困らないものの、ベゼルがかなり太いので余計に操作しづらいんですよね。

もうちょっとベゼルが細ければ多少は操作性がマシだったと思うのですが…

また、画面が小さ過ぎて、ブラウジングしている時に下に出てくるバー広告などが画面のかなりの部分を占めたりします。

そうなると操作不可能に近いので、だからこそキーボードのスワイプでスクロールできるのは便利です。

総評

久々の小型なQWERTYキーボード端末だとワクワクして出資しましたが、キーの打ち心地が今ひとつだったり、ベゼルが結構太かったりと、QWERTYキーボード端末を求める全ユーザーにおすすめできるかと言われると、少し悩ましいところではあります。

ただ、登山などタフネスな端末が必要な環境で、タッチよりも物理キーの方が安心して操作できる、という層に向けたニッチ端末ではあるので、ポケットにも収まるし、物理キーファンはあまりターゲットではないのかもしれませんね。

また、最近のUnihertz端末はFelica対応していたので、ここで非対応だったのも少し残念です。とはいえ、しっかりと技適は取られていたりと、日本の購入者は相変わらず多いんだなぁと思いました。

後継機が出る時は是非ともキーボードの打ち心地を改善してほしいところです。

まとめ

今回はKickStarterで出資したUnihertz Titan Pocketをレビューしました。

地味にレビュー書くまで時間かかってしまいましたが、程々に面白い端末だったと思います。

自分はBlackBerry Bold9900を置き換える物理QWERTYキースマホを探しているので、Unihertzさんには是非とも、Bold9900みたいな、薄くて軽くて、打ち心地のいいキーボードを搭載したスマホをいつか出して欲しい、なんてわがままな感想を持ってしまいます。

今年はBlackBerryの名を冠した5G機も出そうですし、PlanetのAstroSlideも出荷されはじめたりと、物理キースマホの火はまだ消えそうにありませんね。