UMIDIGI A11Pro Maxレビュー【ミドルな巨大ファブレット】

UMIDIGI A11Pro Maxレビュー【ミドルな巨大ファブレット】

手持ちの端末がだんだん巨大化しています、たきれんです。

普段使いはXPERIA 1、そしてPoco F2Pro。寝床用にGalaxy Note8、最近はレビュー待ちのXPERIA XZ2Premiumも手元にあったりします。

デカいスマホは動画見たりする時にとても便利なんだから、と言い聞かせながらデカいスマホを増やしていってるわけですが、安かろう悪かろうなスマホでガジェオタから良くも悪くも有名なUMIDIGIからも、どうやらデカいスマホが出ると聞いて、随分前のAliexpressのセールで買ってみました。

元々UMIDIIG A11という端末は出ていましたが、A11にPro、しかもMaxまで付けちゃった、某AppleのiPhoneを意識した名称、そしてそこそこ使い物にはなりそうなHelio G80を搭載しているということで、かなりデカめのスマホにしてはまだ手の出しやすい価格帯でした。そんなUMIDIGI A11ProMax、二ヶ月近く使ってみたので今回はそのレビューです。

開封の儀

箱は黄色のかなり目立つ色合いです。

ちなみに角は潰れてました。

UMIDIGIの封印シールを切ると、「Beyond dreme」と書かれた紙ケースがあり、SIMピンとかが入っています。

そしてそれをどけると本体と対面です。

本体を見ると確かにデカい、デカいというよりかは長いですね。

ケースは最初から装着済みの状態でした。

背面にはIMEIとかが書かれたシールが貼られています。

UMIDIGIは基本的に技適を取っていますが、A11ProMaxもしっかり技適通ってます。

本体の下には充電器とケーブルが付いています。

Aliexpressで買ったものの、充電器はしっかりと日本向けになってます。

本体外観

本体のデザインも某AppleのiPhoneを意識してか、A11同様に角ばったボディになっています。

今回購入したのは青色です。結構明るい青色ですね。

カメラは3眼+温度センサーという変わった構成です。結構出っぱっています。

電源ボタン・音量ボタンは右側面にあり、左側面のボタンはショートカットキーになっています。

標準では温度計が立ち上がります。

スペック

Soc

SoCはMediaTekのHelio G80を搭載しています。

Dimensityではないので通信も4Gまでです。

Ram/ストレージ

Ramは4GBと8GBの二種類があり、ストレージは128GBのみとなっています。

また、SIMスロットは2*nanoSim + 1*MicroSDとなっており、MicroSDカードが使用可能です。

ディスプレイ

ディスプレイは6.8型の2480×1080なディスプレイを搭載しています。かなりでかいです。

バッテリー

5150mAhとなかなかに大きめのバッテリーを搭載しています。

カメラ

カメラは広角:48MP、超広角:16MP、マクロ:5MPの3眼に加え、非接触の温度センサーという構成になっています。

カメラの出っ張りはすごいです。

また、インカメラは24MPとなっており、リアの広角、インカメラはSony製センサーを結構アピールしてます。

その他

バンドの対応については、国内キャリアはほとんどカバーしています。

また、技適は取得済みなので、その点は心配せずに使用可能ですね。

イヤホンジャックもしっかり搭載です。

カメラ作例

カメラは正直なところ微妙の一言です。

別に写りがいいこともなく、かといって使えないモノではないかな…というレベル。

Umidigiのスマホのカメラで評判が良い例を聞いたことがなかったので、まあその通りなんだろうなという感じですね。

マクロカメラも搭載しているものの、これは使い物にはならんなという質ですね。

一点気になったのは動画がフルHDまでしかとれないこと。 これはどうやらHelio G80の制約みたいですね。となると48MPカメラの搭載に意味はあったのでしょうか…という気もしたり。Sonyの48MPセンサーって意外と安くなってたりするんですかね。

良かったポイント

画面がデカい

Maxという名に恥じないデカさです。

デカイ上にちゃんとイヤホンジャックが付いているので、動画視聴とかにはかなり便利です。

また、比率としても20.5:9となっているので、ブラウジングの際にもかなり便利です。

そこそこゲームができるスペック

搭載SoCはHelio G80と、ミドルレンジの中ではマシな性能となっています。

そのおかげで、ゲームも原神のようなクッソ重たいゲームでなければ遊べてしまいます。

CoDもグラフィックは標準で低画質にされちゃうものの、普通に遊べます。

アスファルト8なんかは軽いので、当然サクサク動きます。

ただ、デカ重なので、長時間横に持っていると手が疲れてくるので、性能関係なくあんまりゲームには向いているとは言い難いです。

熱を測れるというキワモノ機能

この端末の最大の特徴とも言えるのが、熱を計測できるセンサーが付いているという点です。

人の熱を測るためのモードと、物体の熱を測るモードの二つがあります。

例えば体温計測ならモノの温度は何故か測れないようになってます。大体体温ぐらいかどうかで判別してるのかもしれません。

と、ポイント少なくね?と言われそうですが、この端末の特徴は安くてデカくてそこそこ使えるスペックがあって、ついでに熱を測れるセンサーが付いている、というモノだと言い切って良いでしょう。

残念なポイント

モノラルスピーカー

せっかくデカイ画面を搭載しているのに、スピーカーはモノラルでショボいです。

Xiaomiなんかは安価なモデルでも最近ステレオスピーカーを搭載していたりしてますが、Umidigiは別にそんなことは無いです。

目立つベゼル&パンチホール

最近はパンチホールなスマホも増えてきて、いかにパンチホールが小さいかというところも評価点に入ってきていますが、パンチホールの部分が結構デカイです。

また、パンチホールの影も若干気になります。

ただ、同じく液晶でパンチホールなRedmi Note9Tでも結構パンチホール目立ってたので、安くてパンチホールだと仕方ないものかもしれませんね。

(PocoX3Proはそこまで目立ちませんでしたね)

また、下ベゼルがかなり太いので、かなり安っぽさがあります。実際安いのですが。

結構重たい

デカイので仕方ないのですが、背面がガラス素材ということもあってか、かなり重量感があります。

ゲームの話でも書いていますが、それもあって長時間持ってると結構腕が疲れてきます。

やはりこのサイズならMoftみたいな、スタンドになるケースが一番いいかもしれません。

カメラが微妙

48MPのカメラを結構アピールをしていますが、そもそも写りが微妙です。

色味が微妙に薄かったりと良い色味とは言い難いですし、解像感が欠けてます。

また、SoCの仕様上、動画は1080Pまでとなっており、手ぶれ補正も効きが悪く、カメラについては褒められたものではありませんね。

総評

なんというか、特徴のないスマホだったというのが正直な感想です。

1万円半ばぐらいで買える上に、Helio G80搭載という非常に手を出しやすいスマホではあるのですが、これを買うならもうちょい出してPoco M3Proとかを選ぶのがいいんじゃないかという気もします。

ただ、サブ機として、寝床用で動画を見たりする用の端末としては、無難なので良いのかもしれません。

値段も値段ですし、別に悪くはないんだけど、価格同等ぐらいの端末、そんな感じです。

まとめ

今回はUmidigi A11ProMaxのレビューでした。

よく聞くUmidigiの評価をそのまま当てはめたような端末だな、という印象でした。

基本的に Umidigiのスマホは安いものの、これからも飛びつくかというと…って感じですね。

とかいいつつBison(タフネススマホのシリーズ)も少々気になっていたりしますがね()