XPERIA 1III、最強では?【遂に来たSonyのmark3】
好物はXPERIA、XPERIA 1ユーザーのたきれんです。
4/14(水)、ついにSonyの最新スマートフォン、XPERIA 1IIIが発表されました。
前作XPERIA 1IIが非常に高評価を叩き出し、一般受けは流石にしなかったもののSonyのニッチ戦略の対象範囲にはかなり受け入れられた端末だったといえましょう。
その後継機、かつ、Sonyの「mark3」ということで、かなりの注目と期待を集めていた本機、まずはスペックから見ていきましょう。
XPERIA 1IIIのスペック
Soc
SoCはSnapdragon888を搭載。
すでにGalaxy S21やMi11といった、各社のフラグシップ機に搭載されているチップセットなので、特筆することはなさそうです。
Snapdragon865でも全く困らないレベルのスペックを叩き出していますが、それ以上の性能となるともはや何を求めればいいんでしょうかね。
噂によればかなり熱いチップだったりと、排熱機構次第で大きく評価が変わりそうなところではあります。
XPERIA PROではベイチャンバーという排熱機構を搭載していましたが、XPERIA 1IIIではどうなるのか楽しみなところです。
Ram
メモリはXPERIA 1IIの国内SIMフリー版同様に12GBを搭載。
いよいよ各社のフラグシップ機のRAMが2桁になってきましたね。
ここまで来ると動作感には差が生まれなくなってきそうですが、カメラの処理関係などで恩恵が出てきたりとか、バックグラウンドで勝手にキルされたりってことが減ってくるぐらいなのでしょうか。
とはいえ、強さは正義です。メモリも多いほうが良いんです(脳筋思考)。
ストレージ
ストレージは今回も2モデル準備されます。
256GBモデルと512GBモデルの二つが準備されますが、おそらく国内キャリア向けには256GBが投入されそうな予感が…
XPERIAではCinemaProやPhotoProで撮影したデータは内臓ストレージにしか保存が出来ないという残念仕様が搭載されているので、内臓ストレージも大きくあってほしいところ。
ただし、microSDカードが搭載可能であれば、撮影したデータを移動するという一手間が発生するものの、256GBでも全然戦えそうです。
ディスプレイ
1,1IIと同じく、21:9の4KHDRのOLEDディスプレイ搭載です。
これはSonyのこだわりになりつつありますね。
リフレッシュレートについては、1IIの90Hzから進化して120Hzに遂に対応です。
Snapdragon888では4Kでの120Hzには非対応なので、対応とはいえ使用時には解像度をWQHD等に下げる必要がありそうでしたが、まさかの4Kで対応。
まじでどんなカスタムをしたのか気になりますね。
またすべてのXPERIA 1IIIで、キャリブレーションが行われることも発表されました。
そんな手間かけて、いったいいくらになっちまうんだい!!
ゲームにおける優位性も強調
カメラ
XPERIA 1でかなり不満だったのが写真撮影におけるカメラの性能不足でした。
XPERIA 1IIで改善されたとはいえ、やはり望遠の弱さが指摘されていました。
そんな望遠性能について、世界初の可変式望遠レンズという手法がとられました。
70mmと105mmを切り替えれるという、変わった機構を搭載しています。
Galaxy S21Ultraにも搭載されたペリスコープカメラの機構に加えて、内部でレンズを切り替えるという機構は、直前に噂として出ただけで、ほとんどノータッチでいた機構です。
ほんとにXPERIA 1の望遠はあまり使いたいとは思えないレベルのものだったので、この進化は素直にうれしいです。
画素数については全カメラ1220万画素数で据え置きです。
レンズはXPERIA 1II同様、ZEISSのT*コーティングが施されています。
直前の噂ではGレンズに変更という話も出ていましたが、今作はαのフラグシップレンズの代名詞、ZEISSの名をつけることにしたようです。
フロントカメラ
インカメラは進化無し、どうして()
多分こだわる人間はインカメラなんて使わねーよ、的発想なのでしょうが、鏡として使えるぐらいには進化してくれても良くってよ。
5G
今回ミリ波対応という発表がありましたが、国内のメディア向けの発表ではSub6のみ対応モデルも出るとのことで、キャリア版がどっち出すのか気になるところです。
現状、ソフバンとauはミリ波対応です。docomoは執筆時点では取り扱いの発表をしていません。
ただし、国内でもミリ波対応モデルを発表したということは、確実にSIMフリー版はミリ波対応で出してきそうな感じです。勝ち申した。
その他
電源ボタンは1II同様、ボタン兼指紋センサーとなり、電源ボタン下にもボタンが追加。
XPERIA PROと違ってGoogleアシスタントの起動にしか使えないという残念ボタンです。
発売時期は初夏以降ということで、まだ先になりそうです。
価格も今回は発表無し。ただし、おそらく1IIよりは高くなると予想。
ワクワクするポイント
主に筆者が今使っているXPERIA 1から見てのポイントとなります。
カメラ性能の向上
XPERIA 1でもXZシリーズと比べるとかなり写真が綺麗に撮れるようになっていたものの、やはり不満点が多かった印象でした。
1IIIで不満点が解消され、カメラがより良い絵が撮れるようになればどれほど嬉しいことでしょうか。
また、望遠機能の強化で、もしかすればRX100のようなカメラに置き換えれるのではないかと期待してしまったり…
あれはバリアングルも搭載してますし、そもそも「Sonyの高級コンデジ」と「Sonyがカメラにもめっちゃ力を入れたスマホ」では比べるもんでは無いですけどね!
開発に参加しているチームが、CybarShotとαという違いもあるので、絵も目指すものが違うはずではありますが。
音楽プレイヤーとしての力
XPERIA 1にはイヤホンジャックがないため、音楽を聴くときはBluetoothイヤホン必須だったわけですが、イヤホンジャックの搭載でいよいよしっとりと音楽を聴きたいときもXPERIAが活躍してくれそうです。
また、XPERIA 1IIではイヤホンジャックは別にDACが準備されていたというのも話題になりました。
ワンチームとして再起を図るXPERIA、音は今回もかなり力が入っています。
そして、サウンド面ではもう一つ、360 SpecialSoundの搭載です。
Sonyの空間オーディオ機能である360RealityAudioをより知らしめるための機能と思われますが、これとWH-1000XM3を組み合わせたときにどんな音を聞けるのか楽しみです。
以上の二点が特に楽しみな点です。
これは裸運用してねというSonyからの熱いメッセージなのでしょうか。
フロストかっこいい。
XPERIA 1III買っちゃう?
さて、一番の問題なのが買うか買わないか。
XPERIA 1を使っている期間自体は1年だけなのですが、発売から2年経っているわけで、買い替えのタイミングでは十分かと思います。
つまり、買います!!!!!
進化点が多いことや、21:9という絶妙に使いやすい比率が維持されている、何より大好きなXPERIAの現状での最高峰ということで、価格は馬鹿みたいに高そうですが、買ってみる価値はあるんじゃないかと自分に言い聞かせ続けています。
ほら、iPhone買うよりは安いじゃん、とか言おうとしたら、余裕でXPERIAのほうが高かったです。むしろiPhoneが安いのかもしれない。
ただ、今回は値段がマジで心配ですね。
XPERIA 5III
まさかの5IIIも同時発表です。
ToFセンサーが省かれ、RAMは据え置き、スピーカー音圧も変わらずですが、それ以外はXPERIA 1IIIをそのまま小さくしたという意欲作。
バッテリー容量も変わらず、カメラは焦点距離切り替え機構搭載、小さな変態ですね。
国内での取り扱いが無いのは、おそらく5IIが出てから時間がたっていないため、国内キャリアでの発売が予定されていない他、Sony自身も5IIのSIMフリーモデルを出していない為と考えられますが、なんだかんだ言って1IIIと一緒に出る気もします。
XPERIA 10III
XPERIA 10IIの後継機も登場です。
搭載SoCはSnapdragon690で、ミドルレンジながら5Gに対応(Sub6のみ)です。
前作のSnapdragon665よりはかなり性能アップじゃないでしょうか。
また、ミドルレンジなのに21:9なFHD+のHDR対応有機EL搭載です。
HDRへの対応は予想外でした。
こちらも発売時期は初夏以降、価格も不明です。
まとめ
Sonyの3番目はやはり期待を裏切らないモンスターっぷりを見せてきました。
岸田社長もにっこりのこだわり詰込みスマホになっていましたね。
4K120Hzに360SpecialSound、焦点距離切り替え機構と中々に値段が高くなりそうな構成に加え、発売時期が2か月近く先なので、入手性は高くなさそうですが、ぜひとも手に入れたい端末です。
好きを極める人へ、というSonyのスタンス、これでもかというぐらい見せつけてほしいですね。
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