KZ AS10用にワイヤレスケーブルと新たなケーブルを買ってみた
少し前にKZのイヤホン「AS10」のレビューを書きましたが、一緒にアクセサリを少し買ってみました。
本題のものを紹介する前に、KZのイヤホンケースを紹介。
KZロゴが入ってますけど、多分公式品じゃないでしょう()
ケースとしては若干でかい気もしますがAS10自体が若干でかいので、USB-Cの変換アダプタも持ち歩くことを考えるとこれぐらいがいいのかも。値段も100円ちょっとでしたし。
ちなみにチャックの端の処理が激甘なせいで、割と速攻で端が破けたので無理やり縫い合わせてます。100円ちょっとなら買い直せよ…って思うかもしれませんけど、わざわざ一ヶ月待つのが面倒くさかったので…
では本編へ
AS10は4000円ちょっとで買ったのにリケーブルに対応しているので、最初に買ったどうケーブルから別のケーブルに変えることも可能です。また、数は少ないですけどワイヤレス化ケーブルも出ています。
AmazonでAS10を買うのと同時にAliexpressでAS10に対応した規格(2pin-B)に対応した有線ケーブルと無線化ケーブルの二つを買ってみました。
有線ケーブル
音響のケーブルは基本銅線で構成されていて、銀ケーブル、金ケーブルとなるにつれて音はさらに良くなっていくらしい…ということで、とりあえず2pin-Bで良さげなケーブルを探すことに。金銀混合メッキを施しているケーブルがあって、調べた中で少し高めのケーブルだったので取り敢えず買ってみることに。
お値段はセール時で880円。880円で劇的に音質が変わったら嬉しいなーぐらいで取り合えずポチりました。
どうやらモノ自体はKZの公式っぽいパッケージ。本当に公式だとしたら1000円もしない値段で高音質なケーブルで売るとは恐ろしいメーカーです。
箱含めて、中国国内用だからか中国語まみれですけどちゃんと英語でも書いてます。
ぶっちゃけ説明書がなくても線を刺すだけなので困ることはありませんけどね。
開けると、イヤホンに付属していたケーブルよりは太め、かつ金銀なケーブルが現れました。この時点で初リケーブルな筆者のテンションは高めです()
太いケーブルはそれだけ情報量を多く送ることができる(はず)…これは期待できそうです。
比較レビュー
付属ケーブルと繋ぎ変えて聴き比べてみましたが…ぶっちゃけ差はわからなかったです。
オーディオ沼にずっぷりと全身浸かってる人ならわかるのかもしれませんけど。
若干音の域が広がった?とか音が少し細かくなった?とかは感じなかったといえば嘘になりますけど、プラシーボ効果の域を超えることはなかったです。
オシロスコープを使って波長で比較…とかできたらまた数値として差を出すことができるかもしれませんけどね。
例えプラシーボ効果だとしても、心の中では多分音が良くなったはず、って感じなので良しとしましょう。
それにケーブルが太くなったことで前の細いケーブルと違って頑丈になってるかもしれませんし、900円ぐらいの出費で考えると良いものを買えた、ということにしておきます。
そもそも、イヤホン自体が4000円ぐらいなので、ケーブルが安くても、じゃっかん安く見えなかったり….
LRに注意
これは完全に確認ミスでしたけど、説明書にもケーブルにもLRの表記がないこともあって、しばらく左右が逆になってることに気付いてませんでした(恥)
つなげる時は、一回YouTubeとかでLR確認用音源を試してみることをお勧めします。
耳の引っ掛けが甘い
付属のケーブルよりも若干SHURE掛けのための引っ掛けのRが弱い気がします。AS10自体がでかいイヤホンなので引っかかりが弱いと困りますけど、別にこれをつけながら運動をすることとかはないので、今のところは大きな不満点にはなっていません。
ワイヤレス化ケーブル
これが今回の本題です。
どういった商品かというと、その名の通り「有線イヤホンを無線イヤホン化するケーブル」です。
SHUREでもSE215のBluetooth版が売られてますけど、あれだってSE215にワイヤレス化ケーブルを繋げただけです。
リケーブル対応イヤホンならば、ケーブル側にBluetoothのモジュールが入ったものに取り替えることで、スマートに無線イヤホンに帰れるというわけです。
リケーブル対応じゃない場合は、Bluetoothレシーバーに刺すことで使えるようにはなりますけど、ケーブルは長いし、何より無線なのに線まみれでスマートじゃないですよね。
今回買ったケーブルの特徴は何と言っても「apt-x HD対応」という点。ビットレートなどもこれまでのapt-Xより向上し、LDACに続くハイレゾ対応コーデックとして注目のコーデックです。
apt-X HD対応イヤホンってまだまだ少ない上に安くはないんですよね。その上大手もあんまり出してない…ともっと出してくれたってよくってよ。
apt-X版ならば日本のAmazonでも売っていて、技適も認可されてますけど、apt-X HDは技適もまだ取られていなくて、日本で売られてるとしても結構いいお値段がします。
ただ、Aliexpressで見つけた時はちょうどセールも重なってて2000円を切る値段で買えました。
これでAS10の性能をフルで使える高音質Bluetoothイヤホンの完成だ…と思っていましたが…
開封の儀
これも当然(?)ながら公式の商品、だと思います。
箱には堂々とapt-X HDのロゴが入っています。これは期待させてきますね。
中身は充電ケーブルと本体(ケーブル)、そしてうっすい説明書のみ。
ケーブルとようやくご対面。
写真で知っていましたが、なぜかモジュールっぽいでかい部分が二つもあるんですよね。
そして想定外だったのがケーブルの長さ。自分の首は別に太くはないのでここまで長いと邪魔になりそう…とか思いつつ、とりあえず充電しました。充電端子はMicro-USBです。
ボタン類がない方にもapt-X HDの表記が。
音質レビュー
接続した端末はXPERIA XZ2Compact、Xiaomi Mi9T、およびiPhone SEです。
まず初めに、こいつは不良品だったのかもしれません。
とにかくホワイトノイズが酷すぎて使えたもんじゃありません。聴いた瞬間に「やっちゃったな…」ってなったぐらいには酷かったです。
常時酷いのなら分からんでもないですけど、音楽を再生した時にのみ結構なホワイトノイズが入ります。
ただ、ホワイトノイズが入るとはいえ、しばらく聴いたらなれるかもと思い10分ぐらい使ってみましたけど、慣れることのできる範囲を平気で超えていました。
もしかしたらapt-X HDがダメなのかもしれないと思い、apt-Xに変えたり、通常のSBCに変更してみてもやはりダメです。
実はapt-X HDではないのかもと思ったものの、XPERIAでもmi9Tでも普通にapt-X HDとして認識していました。
最後の望みをかけてiPhoneに繋げるも当然ノイズまみれ…
心が完全に折れました。
ということで、良い悪い以前に、自分の買った個体は「使い物にならない」でした。
Amazonのレビューを見てみるとホワイトノイズを指摘している人もいたので、結構問題個体は多いのかもしれません。
その他
SHURE掛けのために、ケーブルの耳掛けの部分が準備されてますけど、そのRがあまりに小さすぎて耳にマジで引っかかりません。
あとはケーブルが長すぎて、首の後ろのケーブルがマジで邪魔です。多分括っても長すぎて邪魔さ加減はあまり変わりません()
その上細い&重めのモジュール部っぽいのが二つあるので結構断線しやすそうな感じでした。ケーブルの素材はラバーラバーしてないので多少は強いかもしれませんけど、あの細さじゃそこまで期待はできないでしょう。
そして何よりボタンが押しにくすぎます。ボタンが独立してあるんじゃなくて、模様だけ少し出っ張っているのですが、とにかくボタン部分が小さすぎて押しにくいです。
以上、apt-X HD対応ワイヤレス化ケーブルの紹介でした。もう手放しちゃったので今から買い直すこともないでしょうけど、あれの優良個体もあるのはあるのでしょうか…
別に問題なかったよって方はコメント欄で教えてくださると嬉しいです。
かなり悔しい結果になってしまいました、まじで。
これがapt-Xの方なら問題ないのだろうか…とかまた考え始めてますけど、BluetoothイヤホンはやはりTWS (完全独立型)が一番だなって思い始めているので、TWS化モジュールが気になり出したりしてます()
まとめ
今回はAS10用にアクセサリを買ってみましたが、ワイヤレス化ケーブルのショックがでかすぎて辛いです()
ただ、有線のリケーブルはケーブルに高級感が出たこともあって、結構気に入って使っています。AS10自体が音楽鑑賞には向いている(気がする)音のタイプなのでこれからは有線で使っていくことにします。
ちなみにKZはBluetoothイヤホンも出しているので、次はそれを試してみたいな…という気持ちもありつつ、今回のブログを閉じることにします。
今回のレビューは海外通販で買ったということもあって、筆者がたまたま粗悪品をつかまされただけ、という可能性が高いです。その点はご了承を。
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