Galaxy S5をLineageOS 16で使い倒す【カスタムROM】
知らない間にGalaxyシリーズが6台になってました、たきれんです。
その中で一番新しいのはGalaxy Note8なのはご愛敬です。
先日Galaxy S4にLineageOS 14を導入して使ってみるというネタを投稿しましたが、こっちはガチで使えるんじゃないかと期待してのカスタムROM導入です。
Galaxy S5はGalaxy Sシリーズとしては最後のバッテリー交換可能機種で、世代的には名機XPERIA Z3シリーズと同じな機種です。
XPERIA Z3ユーザーはこの世を探せばちょくちょくいるんじゃないかといわれるぐらいなので、きっとGalaxy S5ユーザーだっているはず。
そんなGalaxy S5ユーザーの視線に立ち、カスタムROMにて使い物になるスマホを目指していきます。
そういえばバイト先の元店長はGalaxy S5Activeを使ってたような…
Galaxy S5のスペック
・SoC:Snapdragon801
・RAM:2GB
・ストレージ:32GB
・ディスプレイ:5.1インチFHD SuperAMOLED
2014年のフラグシップスマートフォンとしては標準的なスペックですね。
フラグシップGalaxyとしては最後のバッテリー交換可能機種になっています。
この次からは背面がガラスとなり、バッテリー交換にはほぼ全分解が必要になってきます。
また、充電端子がスマートフォンとしてはこの端末以外にGalaxy Note3しか搭載実績を聞いたことのない「MicroUSB 3.0」になっています。
外付けポータブルHDDで見かける端子ですよね。
LineageOS 16
今回導入したのは大人気カスタムROMシリーズのLineageOSの、Android9.0ベースであるLineageOS 16です。
実はGalaxy S5用にはAndroid10ベースのLineageOS17もあるのはあるらしいのですが、海外版ベースのため今回はチャレンジしませんでした。
16だと国内版S5向けにもROMが提供されています。
導入方法
導入に使うのはいつも通りOdinとTWRP、そしてカスタムROM本体です。
電源+音量下でDownloadモードにして、Odinで対応するTWRPを焼いて、TWRPからROM本体とGappsを導入するといういつもの手順です。
TWRPのバージョンは3.3.1を使いました。バージョンによってはうまく焼けないみたいなので、参考にしたサイトとかで紹介されてるバージョンにしておけばひとまず安心って感じですかね。
Root化関係
LineageOSではRoot化を行う際に、Root化用アドオンが必要なのですが、LineageOS16ではそれに加えてMagiskの導入も必要になります。
Magiskって何ぞやって方は、SuperSU的な奴だと思ってもらえればいいと思います、詳しくは知らんけど。
Magiskが無いと、アドオンを導入してから開発者オプションでRoot化オプションをオンにしても、Root権限が取れないんですよね。
14ではそんなこと無かったのですが、とりあえず導入しないといけない、っていうことです。
Android9なGalaxy S5
Lineage16の標準の壁紙が星空っぽい感じになっていますが、これはGalaxy用だからなんですかね。
今回導入したGappsはminiなのでGoogleの一般的なアプリが入っています。
Picoばっか入れてたのでなんか新鮮な気分ですね。
動作は…元々の状態をさほど使い倒していなかったので細かい比較はできないのですが、割とサクサク動きますね。
元々のROMではあまりにごちゃごちゃしたランチャーでしたが、LineageOSの標準ランチャーはAOSPなのか知りませんが、とにかくすっきりしてます。
ただし、古いスマホあるあるというべきか、Playストアの動作は快適とは言いにくいですね。
ベンチマーク
ベンチマークはAntutuではなく、いつもの3つで計測です。
Geekbench,3DMark,PCMarkにて計測します。
参考までにROM焼き前の結果はこうでした。
3DMark SlingShot PCMark Work2.0 performance PCMark Work2.0 Vision
3DMarkだけLineageOS16にしてから凄い下がってますね…どうして…
Galaxy S5×LineageOS16の使用感
ここからはLineageOS16を導入してからの使用感を書いていきます。
Snapdragon801のおかげか意外と動く
スペック自体はRAMも2GBと決して多くなかったりと、カスタムROMを入れても厳しいかと思っていましたが、意外と普通に動いてくれます。
同じく801を搭載しているInfobarA03が激重なのを考えると、やはりROMが軽量なんでしょうね。
ただし、ブラウザも写真や広告まみれのページだとサクサクとはいかないですね。
その辺りはいくらROMが軽かろうとも、グラフィックが厳しいんでしょうね。
PUBGも動くっちゃ動く
Galaxy S4でも動いてしまったPUBGなので、当然S5でも動作はしますが、S4よりかはかなりマシという程度でした。
動きについてきてはくれるものの、設定は自動的に最低になっているのは当然、低スぺ機特有の重さや突っかかりはやはり感じます。
あと、PUBGはなによりも起動時が重たいですね。
最初にボックスとかを開けさせられますが、その辺りがとにかくもっさりします。
先日ミドルレンジな端末を買ってPUBGをやったときに動作のサクサク具合に驚いたのですが、特にキャラクリエイトと最初の諸々が大きな差だと感じましたね。
カメラは酷い
カメラについてはS5の頃のSamsungはまだそんなに力を入れていなかったこともあって、全然綺麗には映らないです。
また、LineageOSに入れ替えたからか、若干写真がゆがむようにもなってしまったり。
一応4K動画も撮れるものの、昔のスマホで動画をとったとき特有の画面の揺れが結構出ます。
MicroUSB3.0は別に速くなかった
この端末の隠れた特徴の一つが、USB端子がMicroUSB3.0であることなのですが、転送速度も速いのだろうとワクワクしてそのケーブルを挿してみたのですが、別に転送速度とかは速くなかったです()
ケーブルは外付けHDDに使っているやつなので確かに3.0対応ケーブルなのですが、愛称問題とかあるんですかね。
結局S6からは普通にMicroUSBに戻ったので、一体何だったんでしょうね。
Galaxy S5×LineageOS16を使ってみて
遊びとしてGalaxy S5にカスタムROMという組み合わせで2週間ほど使ってみましたが、実際に使っていくとソフト的じゃない部分で結構限界を感じるものですね。
仮想メモリにスワップさせると多少は動きはマシになったりとかしましたが、それでも遊び程度にしか使えないな、というのが正直な感想でした。
ただ、Galaxyシリーズは改造のための情報も豊富ですし、初めてのROM焼き修行とかには持ってこいな気もしました。
まとめ
以上、Galaxy S5にLineageOS16を焼いてみたという話でした。
カスタムROMにすることで確かに動作は軽くなりましたが…という結果でした。
ただ、かなり値段もお手頃価格で手に入るようになってきた(筆者購入時は端子の蓋がなくなってるジャンクで1000円)ので、お金がないときに遊んだりする用途とかではありなのかもしれません。
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