Galaxy S4はカスタムROMで使い物になるのか?【LineageOS 14導入】
Galaxyほとんど使ってこなかった、たきれんです。
そんなわけでほとんど体験してこなかったGalaxy成分を補給すべく、最近Galaxyシリーズの端末をちょくちょく買っていました。
その端末は昨年末に書いた「今年はスマホをたくさん買ったのです」という投稿でも出てますが、GalaxyS4/S5です。
今回はそのうちのS4をカスタムROM導入で、どこまで使える状態に出来るのか、という検証です。
Galaxy S4
Galaxy S4は2013年に出たので、8年も前に出てたらしいです。骨董品ですね()
日本ではdocomoのみが取り扱い、Snapdragon600版が発売されてました。
この時代のスマホでもディスプレイは4.99インチフルHDと、当時性能の高さに驚いた印象があります。
スペックは
・SoC:Snapdragon 600
・Ram:2GB
・ストレージ:32GB
・ディスプレイ: 4.99インチフルHD
・メインカメラ:1300万画素
という感じです。今でもエントリークラスならありそうなスペックだな…って思ったり。
ちなみに今回入手したのは背面カバーにフリップカバーが引っ付いてるタイプのものでした。
カバーはどことなく会社員の出張帰りのスーツの匂いがしました。つまり臭い。
ワンセグ用にアンテナが付いてた時代です。
LineageOS 14
カスタムロムで一番有名といっても過言じゃない、LineageOSの中で、Android7.0がベースになっています。
14ってのは前身であるCyanogenModの13を引き継ぐ形だからです。
LineageOSになってからはRootを取得する際にアドインを追加でTWRPでインストールする必要があります。
LineageOS導入手順
これは色々詳しく解説してくださってるサイトがいくつもあるので、今回は参考にしたサイトを張り付けておきます。
ここで注意点としては、国内版に海外版向けのLineageOSを導入するとカメラが使えないってことです。カメラだけ若干カスタムされてるんですかね?
というわけで、海外版よりは少々古いバージョンを導入することになります。
ちなみに自分の環境ではOdin3.09を使用しました。
あと、焼くときにAutoRebootをオフにしろと書いてるサイトが多いですが、個人的はOnでも焼けたのでどちらでもいいと思います。
オフにした場合、焼き終わってダウンロードモードの状態から電源を切るときに、音量UPと電源を長押しで、強制終了のような形で切ってやる必要があります。
あと、TWRPでOSを焼くときに、一緒にGappsも導入しちゃいましょう。
Android7.0になったGalaxy S4
こうして無事にLineageOS14を導入できたわけですが、確かにROMを焼く前よりも動作が軽くなった気がします。
というかこの時代のGalaxyに標準で入ってたランチャーがごちゃごちゃしてて重たかったんでしょうね。
とはいえ、スペックが低い端末特有の重たさは感じました。
例えば文字入力時、押したキーの反応がコンマ数秒遅れてくるとか、文字通りのもっさり感だったり。
でも、2013年の端末でこの動きと考えると、OSの軽さに少し驚きます。
Root化&仮想メモリ
CyanogenMod時代は開発者モードから簡単にRoot化を行えたのですが、LineageOSからはアドインをTWRPにてインストールしてやることでRoot化の項目を出すことが出来ます。
ということでRoot化をして仮想メモリを設定すれば、少しは使用感がよくなるのかもと思い、Swapper&Toolsを導入してみました。
本体ストレージが32GBもあるので、仮想メモリの生成場所は本体ストレージで設定。
この時代のスマホはまだeMMCも速度はさほど速くなく、そもそもCPUが足を引っ張りまくりなので気休め程度にしかならないのですが、少しは動作がマシになったような気が。
プラシーボな気もしたりしますが、僅かに固まる頻度が下がった気がします。
あくまで「気がします」。
そういえばこの前、Androidにおける仮想メモリの効果についていろんな人が火花を散らしていましたが、やはり目に見えて効果を実感できるのはRAMが1GB以下からでしょうね。
ベンチマーク
ベンチマークはたきれんのデジメモではおなじみ、3つのアプリで確認していきます。
3DMark
SlingShotにて617となりました。
Unlimitedなら658へ。
グラフィックテストの際のFPSが基本一桁となっています。
この世代じゃそりゃそうだなという感じです。
PCMark
Work 2.0 Performanceで2602という結果に。
ComputerVisionでは1601となりました。
GeekBench5
GeekBenchはシングルコアで107、マルチコアでも355という結果に。
この性能の世代だと基本的にGeekBench5に対応してないことが多いので、ここまでのスコアは中々見れない気がします。
ゲームは遊べるのか
中身を軽く弄ってきましたが、そこで気になるのはゲームに耐えれるのかということ。
軽そうなゲームと普通に重いゲームの二つで試していきます。
CrowdCity
ゲームが動くかどうかのチェックでVooodoの広告ゲーをチョイスする馬鹿がいるのかと驚かれそうですが、一応このゲーム進めていくとオブジェクトの数がとんでもないことになるので、チェックにはなるんじゃないでしょうか(苦しい言い訳)
ゲームを開いたときとか、終盤300人とかになってくると結構カクつき始めるのですが、それよりも気になるのがとんでもない発熱ですね。
Snapdragon600の全力を絞り出してる感じがします。
PUBG
お次はまさかのPUBG。
OS的に対応してるので動作しちゃうんですよね。
肝心の動作ですが、全てが重たいものの、試合が始まれば意外と動きます。
ただし最低設定で、サクサク動くんじゃなくて、遊べなくはないという感じです。
まず初期設定がとにかく遅い、ボタン押してもなかなか反応しません。
試合が終わってリザルト入ってもめちゃくちゃ重たいです。
どうしてもスマホでPUBG遊びたいけど、Galaxy S4しか手元にねえ!ってなってもギリ遊べるかな…ってぐらいです。
ちなみにPUBGもスマホがびっくりするぐらい熱くなります。
Galaxy S4×LineageOSは使い物になる?
ゲームの動作などを紹介してきましたが、実際に使う上での動作はどうだったのか。
流石に最近のローエンドよりも動作が重たいので、実用的とは程遠いのが正直な感想です。
とはいえ、ブラウザの動作も軽めのものをチョイスすれば、重たくないサイトならば一応ネットサーフィンが出来ます。
そう、たきれんのデジメモみたいな軽めのサイトならね(唐突な自サイト宣伝)
また、基本的に仮想メモリを使うのでRoot化が前提となるわけですが、そのせいでアプリによっては起動制限がかかってたりします。
そういった点から、遊びとしてやってみるのは楽しいですが、実用性はあまりない感じはします。
まとめ
Galaxyシリーズは最も人気なシリーズのスマホですし、カスタムROMの情報も多いので、ROM焼きの練習などには非常に良いんじゃないかと思います。
値段もヤフオクで1000円ちょいで買えるようにもなってますし、これにオーバークロックも出来たりしたら、もう少し使い勝手はよくなったりするかもしれません。
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