XPERIA Z3Compactをニコイチ修理する

XPERIA Z3Compactをニコイチ修理する

今使っているiPhoneSEはジャンク品でした、たきれんです。

世間では世界が求めたスマホ、XPERIA 5IIに心が躍りまくってますね、多分。

やはりXPERIAのコンパクトラインはそれだけ求められているわけですが、ZやXZシリーズではCompactの名がついていましたね。

そしてCompactシリーズの名機種と言えば、Zシリーズ最大の人気を誇ったともいわれているようないないようなXPERIA Z3のコンパクトモデル、Z3Compactです。

XPERIA Z3と同等のSoCを搭載しながら、それを4.6インチディスプレイの小型なボディに押し込まれているという特徴があります。

そして特筆すべき点がZ3Compactは背面がガラスです。おしゃれです。

Z5Compactもガラスではあるのですが、低反射加工がされていてまた一風違った感じになっていたり、XCompactは樹脂製になっちゃっていたりと、ガラス感があるのはCompact系ではZ3Compactが最後じゃないかと個人的に思ったり。

そんなわけで、今でも名機種として語られるXPERIA Z3シリーズのCompactモデルなわけですが、ヤフオクを見ていたら「画面以外ジャンク」と「画面だけジャンク」なものを同時に見つけてしまいまして…

送料込み計1562円で二台やってきました。

状態確認

XPERIA Zシリーズはディスプレイとデジタイザが一体化しているので、画面が割れると確実にタッチも効かなくなります。

ちなみにタッチ切れのジャンクもびっくりするぐらい多いです。

ニコイチということは、お互いの状態を見て、状態が良いパーツを選んでいくのですが、片方がディスプレイが割れているので、取り合えず外付けのマウスを使ってパーツのテストをやっていきます。

今回画面が割れているものの、表示には問題が無かったのはラッキーです。

また、XPERIA Z3以降は標準でUSB-OTGがOFFになっているらしいので、設定していない状態でタッチ切れを起こすとマウスを繋げても操作不可という地獄が待ち構えているんだとか(実体験)。

電話アプリに入ることが出来れば、XPERIAのサービスメニューのコードを入力して、各パーツの状態を確認していきます。

今回は画面が割れている方がバッテリー含めて状態が良かったので、画面以外がボロボロな方からディスプレイだけを移植していきます。とてもラッキー。

いざ分解

分解工程はiFixitでも乗ってますし、動画ではWitRigsがとても参考になりました。

バッテリーは念のため20%以下まで減らしておきます。

自分はカメラをずっと回させてバッテリーを減らしましたが、CPU-ZでCPUにストレスをかけてっていう方が楽だった気もしたり()

ポイントと言いますか、割れた背面ガラスなどを外すときは太めのセロハンテープで協力に張り付けた方が良いです。

細いセロハンテープで割れたところを抑えても吸盤で全然引っ付かず、大変苦労しました。

ちなみにこうなりました。

後はとにかく温めることが大切ですね。

暖め過ぎはバッテリーと基板へのダメージが大きいのであんまりよくは無いですけど、温めないとマジで外れないです。

と言いつつも、一か所ピックやカードをさせれば、そこから無理やり接着剤は切り離せますが、ガラスが薄いのでピックとかも4個ぐらい、各箇所に差し込んで浮かせながらじゃないと即ヒビが広がりそうです。

取り出したディスプレイ、割れずに済みました。

ちなみにしっかりとしないとこうなります。

ジャンクの残骸は両面バッキバキになりました。こりゃ酷え(まるで他人事)

動作確認

本当はディスプレイを装着する前に、コネクタだけ繋げて画面のチェックを行いたかったのですが、バッテリー裏を通して接続という設計上、チェックは無しで画面を接着&接続しました。

ネット上では移植しただけだと画面が効かないので一度初期化推奨みたいなこともちらほら見かけましたので、タッチが効かないみたいな場合は初期化とかしてみるといいかもしれないです。

自分の場合はタッチに問題は無かったものの、何故かスピーカーが鳴らないという不具合が出たので、初期化してやると何事も無かったかのように普通に動きました。

初期化後サービスコードを入力して動作確認をして、全パーツに問題が無ければ無事にニコイチ修理完了です。

ちなみにジャンクの残骸は、XPERIA Companionで認識はできたので、取り合えずデーターだけ飛ばしておきました。

まとめ

今回はXPERIA Z3Compactのニコイチ修理を紹介しました。

前にiPhone4sでニコイチ修理をしましたが、あれとは違って接着剤がとにかく面倒でした。

XPERIAは故障時の対応がソフト的なもの以外は交換対応が多い気もするのですが、それもこの粘着ばかりというのが絡んでいるのかなと思ったり。

分解なども難しくは無いけど、めんどくさいって感じでした。

ニコイチ修理で正常品が一台生まれたわけですが、次回はそれを使ってみた感想にしようと思います。

当時の人気のフラグシップ機種だったとはいえ、流石に6年前も前のスマホになっちゃっているのですが、その実力をお見せしようと思います。