GTRACINGのゲーミングチェアを使って1年経ちまして
ついついリクライニングで寝てしまう、たきれんです。
1年前のGWに人生最大(物理的な)買い物をしまして、ゲーミングチェアを買いました。
買ったときのレビューはこちらから(リンク先旧ブログ)
別にゲームをめちゃくちゃするわけでもなく、単に安い椅子で腰を壊しかけたから買った、という理由で買ったものです。
そしてGTRACINGというメーカーを選んだのも、安すぎず(1万円を超えている)、レビューを見た感じヤラセっぽいものが少ない、そして同じく写真が多いということで選びました。
そんな感じで購入時価格「17800円」でゲーミングチェアを導入したのです。
買った当時のレビューはこちら(旧ブログ)にて。
そして今回は一年間使い続けた感想の紹介です。
環境は人それぞれな上に、GTRACINGの中でも数種類あったりしますので完全に参考になるかは微妙ですが…
筆者の環境
一応筆者の環境を紹介しておくと、机は小学生の頃に買ってもらった学習机で、机下の幅は90cm、40cm幅のキャビネットを置いているため、椅子を入れれる幅は50cmというまあ狭い机です。
先に言っておきますが、1年使ってかなり満足はしています。
まずは良かった点から。
良かった点
座面が高すぎない
ゲーミングチェア、というか海外製のPCチェアはかなり座面が高いことが多い(らしい)です。
自分の環境はPCが全てノートPCということもあり、あまり座面が高すぎると首が死ぬ可能性を秘めていました。
さらに別に足も長くはないので、足が常にプランプランしている場合、全然集中できないかも…と思っていました。
実際に届いてみると座面は思ったより低いので、ノートPCメインの人でも、座面を最低にしてやればそこまで首が疲れることなく向き合えるかと思います。
しっかりと床に足もつきますし、この高さは良かったです。
肘置きが昇降できる
ゲーミングチェアとしては当たり前と言っても過言ではない機能ですが、肘置きが昇降可能です。
基本的には肘置きは一番高くして使っていますが、自分の机に極限まで椅子を近づけようとすると机にぶつかるんですよね。
そういう時に一番下にしてやれば机にだいぶ近くまで持っていけます。
あとはリクライニングを使うときも、倒し切った時に腕を置く時に自由に昇降可能なのでぐっすり眠れます。
リクライニング
ゲーミングチェアの強みといえばリクライニングでしょう。
後ろに倒し切ってベッドがわりにして昼寝もできますし、ちょっと倒してやるだけでもアニメなどをPCで見る時には結構快適です。
そして90度にしてやると、少しだけ前のめりな体制になるのでやる気を出す時や、出さざるを得ない時にも有効です。
また、安い椅子だとリクライニング出来たとしても、倒しきると重心が後ろに偏って倒れてしまうと行ったことがあるみたいですけど、この椅子はもともとが重いのでバランスを崩すことは基本ありません。体重が重いとどうなるかは知らないですけどね。
オットマン代わりに150円の折り畳みチェアを置いてますが、気持ち寝心地が良くなった気がします。
安定性
リクライニングでも書きましたが、椅子が20kg近い重さなので、安定感が桁違いです。
前使ってた安い、軽い椅子はどっしり構えることができませんでしたが、こいつは重たいですからどんと座れます。
座面も広いので足が窮屈になることもまず無いですし。
高い椅子は重い&圧倒的な安定性があることが条件な感じがしますけど、その二つを一応満たして2万切り、結構な高コスパじゃ無いですかね。
ランバーサポート
自分がこの椅子を買った最大の理由、それは前の椅子で腰を壊しかけたからです。
この椅子に求めたものは安定性やら姿勢やら色々ありますが、特に求めていたのが「腰に優しい」かどうか。
そもそも筆者は姿勢がとにかく悪いので姿勢を矯正するのが手っ取り早い気もしますが、家でわざわざ姿勢に気をつけて座るのなんて面倒(おい)でありまして、それなら腰に優しかったり、姿勢が大体決まる椅子にしてしまえば良いじゃないかとなったわけです。
この椅子だけでなく、多くのゲーミングチェアはランバーサポート(腰当て)が付いていますが、腰とかを壊しかけたから買うっていうのも結構ありだと思います。
ハイバック
安い椅子だと頭の高さまで背面がないものが大半ですが、ゲーミングチェアは基本的に頭の高さまで背面がある「ハイバック」が多いです。
ハイバックだと椅子で寝落ちした時に首が折れないので、起きた時の首のダメージをなくせるんですよね…
だけじゃなくて、リクライニングでも頭まである上に、ネッククッションもあるので枕的にも使えるんですよ。だらしなさに拍車がかかります。
と、満足だった点を挙げました。
2万円切りの椅子としてはかなり良い方では無いでしょうか。
買う前に求めていたものは基本的にクリアできていました。
次は不満点です。
良くなかった点
キャスターの動きが硬い
正確にはキャスターの向きが回りにくいんですよね。
横移動してから前後の移動をしようとすると、キャスターの向きが変わるわけですが、その動作が硬いんですよね。
前後移動だけでもキャスターの方向は変わるわけで、そこで硬いときは結構イライラします。
そもそも椅子が随分重たいので、キャスターの動きにも響いてるのかもしれません。
前の安くて軽い椅子は普通に動いてましたし、付属のキャスターの相性もあるのかもしれませんが、いつも使う身としては結構な不満点です。
椅子がデカイ
先に言っておきます。椅子はデカイ方が座り心地が良いです。
そしてこの椅子はゲーミングチェア、ゲームを長時間ガチる人のための椅子(ということになってます)なので座っていて疲れにくいのは前提です。
そして、座り心地を良くするために座面がでかいわけですが、デカすぎて筆者の環境では机の下にいれれないのです。
というのも、筆者は机の下にはキャビネットがあるので下の幅が実質50cmぐらいしか無いっていうのは上に書いてますが、そのおかげで椅子が机の下に収まらないんですよ。
収まらないのは覚悟していたので良いんですけど、小学校から使い続けている机なので縁だったりがボロボロになっています。
そのボロボロの部分が椅子に擦れまくって、一部表面が剥げたりしちゃってます。
これはそんな狭い環境で使っている自分が100%悪いのですが、同じような環境で使う人は気をつけた方がいいですよ。
あと、筆者は自分の部屋も与えられておらず、弟と部屋を共用していますが、狭い部屋ででかい椅子を使ってると弟からいつも「デカくて邪魔だ」と不満を言われています。そんなの知ったことじゃねえ()
座面のクッションがヘタってきた
椅子を買う上で一番心配にしていたのが「クッション」です。
体重がずっと掛かるものなので、どうしても座面のクッションがへたってしまいます。
そのへたる速度がどんなものなのかが結構心配でした。
仮に速攻でヘタった場合、4年とか持たない可能性もあります。
この椅子デカイ&重いので捨てるのも一苦労ですし、極力長くもたせたいものですが、残念ながらクッションは結構ヘタってきました。
とはいえ、普通の椅子よりもクッションが厚めだったのでまだクッションはあるのですが、別のクッションを準備しないといけないかもしれません。
今も近くの店で三百円ぐらいで売っていた椅子用のクッションを置いていますが、もうちょっとちゃんとしたやつを置かないといけないかもしれませんね。
やっぱりメッシュがいい
最後に挙げるのは言ってしまえばわがままではありますが、メッシュじゃなくてとにかく蒸れるということです。
四ヶ月間、家で授業を受けていたので、当然この椅子に座り続けていたわけですが、とにかく蒸れるんですよね。
蒸れると不快感を当然感じてしまいますが、それよりも困るのが「クッションが臭くなる」ことだと思っています。
だって、匂いをずっと閉じ込めてるようなもんですからね。
そのためにも別のクッションを引いてやらないといけないと感じたりしました。
以上、一年間使って感じた不満点でした。
そこまで致命的な欠陥はなかったと思います。
多分AKRACINGみたいな高いメーカーでもさほど差はないと思います。構造的には似たり寄ったりですし、随分な高コスパな椅子だと思います。
クッションなんかはアーロンチェアみたいなやつなら無関係なのでしょうが、あれはなんせ20万します。持ってる友人が一人いましたが、まあ随分なお金持ちでしたし、自分には関係ない椅子です()
ゲーミングチェアという選択肢
疲れにくい椅子として
家でデスクに向かうための椅子としてゲーミングチェアは意味があるのか、という話ですが、自分としては普通に良い選択肢だと思っています。
そもそもゲーミングチェアってゲーミング要素無いですからね。
単純に画面とかにずっと向かってても疲れにくい椅子、ってだけです。
安い椅子だとどうしても腰や尻が痛くなったりしますが、ゲーミングチェアではそれが起こりにくいのです。
ただ、Amazonで調べてみればわかりますけど、ゲーミングチェアって調べると安いやつから高いやつまで色々あります。
安すぎるやつ(1万円ちょっととか)だと何かしらの問題を抱えてたりするかもしれませんが、多分ですけど2万ぐらい出せば普通に使えるものが買えると思いますし、単なる椅子としては確かに高いかもしれませんが、机に向かうことが多いのなら安いやつを使い潰して買い替えスパンを早くするよりは良いかもしれません。
テレワーク需要
今は情勢的に自宅でテレワークを行っている人も多いと思いますし、学生も授業が全部オンラインに変更になったりして家で授業を受けざるを得ないって人も多いでしょう。
実際自分も前期の授業が全部オンライン授業になり、家で受講せざるを得なくなりましたが、幸いにも椅子が長時間座り続けることを想定した椅子なので8時間近く座り続けても腰が痛くなったりと言ったことはありませんでした。。
で、テレワーク。
テレワークでも8時間近く座って作業をすることになるのでしょうが、書斎がある人でもオフィスチェアみたいな椅子じゃなくて、硬めのダイニングに置く感じの椅子を使ってる人も多いかもしれません。
そう言った人が長時間の自宅作業に向けてゲーミングチェアを買うっていうのもありかもしれません。
なかなか物理的にデカイものなのでぽいっと買えるようなものでは無いでしょうけど、もしかしたら今回の騒動が明けてからも、完全にテレワークに移行する人が少なからず出てくるかもしれません。
そんな可能性を考えるとゲーミングチェアにテレワーク需要が発生するのかもしれないと思ったりします。
自分が最近見ているビデオブロガーのdrikinさんも、日本滞在中のテレワーク用に全く同じゲーミングチェアを購入していましたし、そこまで高い椅子では無いですし、自宅作業用に選択肢としてありなのでは。
まとめ
以上、GTRACINGのゲーミングチェアの1年レビューでした。
全体的に不満も少なく、満足のいく製品でした。
分類としては安物のゲーミングチェアに分類されるものでも、これだけ満足できるものなのは結構驚きでした。
高い椅子ならどうなのかな…と気になったりしますけど、ゲーミングチェアって構造的にはほぼ変わることないでしょうし、あまり変わらないでしょうね。
ゲーミングチェアの次は、目指せ「アーロンチェア」ですね(えっ)
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